V-CON

INTERVIEW 02

「場所編」

  • 大竹 真二
    代表取締役
    大竹 真二

人と人との「距離感」の適度さが気持ちいいんです。
自分が自分でいられる感じがします。

開業の地に、栃木県足利市を選んだのはなぜですか?

大竹
自分が住んでいた、というのが1番です。東京でmoiを経営する傍らで、足利に家族で移住したんですよ。元々、東京の暮らしに違和感を持っていた家族でした。震災の経験も大きくて、「いざとなったら、東京では自分の身は守れないのではないか」という思いから、足利に引っ越してきました。
稲垣とはmoiを立ち上げて間もなかった頃、「南伊豆の方に事務所を構えるか!」という話をしていた時があったんですね。その話は実現しませんでしたが、稲垣とは「東京ではない場所」を常に模索していました。
それで、僕が足利に引っ越してしまったので、「じゃあ足利で仕事してみる?」という流れでしたね。

このまちにオフィスを作って、良かったと思うことは何ですか?

大竹
スタジオのスペースや、空が「広い」ことだと思いますよ。
それと、人と人との「距離感」の適度さですね。距離感が気持ちいいんですよ。自分が自分でいられる感じがします。会いたい時には人が集まるところへ行けばいい。会いたくもない人とすれ違ったりとか、くっついたりするのは都会なんですよね。
ちなみに僕は、足利でもmoiのある渋谷でも犬の散歩をしますが、足利では車道の真ん中歩いて、8mのリードを延ばせるんですよ(笑)。

逆にデメリットなどありますか?

大竹
大したデメリットはなかったですね。
最初の1年目くらいは、打ち合わせなどで1週間に2回くらい東京に行っていたのですが、そのあとちょうどコロナ禍になって、ほとんどリモートで済ませるようになりました。
都会から離れても問題ない、と思えました。

リモートの打ち合わせなどもあるのですか?

大竹
基本的に打ち合わせはリモートですね。初対面くらいは会ってお話ししますが。
ちなみにお客様は9割以上は東京の会社です。